2012年8月25日土曜日

Cotic BFeインプレッションと奇跡の揃い踏み

ということで、本日、急遽おもいつきで富士見パノラマまでCotic BFeをつれて行ってきました。
blogに遊びにきてるしーさんからのお誘いだったのですが、何を隠そう、富士見はじつは14年ぶりくらい・・・当時はJCFのシリーズ戦に出てたりしてた頃で。。。

あの頃とあまり変わらないパノラマにすこし安心。

で、夕方から川崎に行く用事があったので、午前中だけ、3本下った(A,B,C各1本)感想です。



安定性:
 Cotic BFeの設計時に想定していた用途からなのか?じつは高速域での安定感はあまり高くないな、という感じです。よって、AコースとCの高速域は結構怖かった・・・。安定感の無さを感じる原因の一つがハンドリングか結構クイックである事にあります。この原因はサスのセッティングが出ていないのも一つの要因な気がしますが・・・後述しますが、じつはフロントフォークのセレクトに起因している気がします。

もう一つ、実は結構フレームが固い。。。事がある気がします。先日のblogのエントリーでは柔らかいと書いたのですが、実際の山に持ち込むと、リアの突き上げ感がダイレクト!タイヤの空気圧を3気圧+αとやや高めにしていたので余計に感じたのかも。

が・・・これは弱点かと問われると否と思います。僕自身はクイックでコンパクトな方が好きで(てか高速度域はもともと苦手だし、スピード出すことができない!)フロントが切れ込む感じがある方が好きなので、これはこれで慣れかな?と。

剛性感:
 結構高い感じです。前回のエントリーと逆だよ!の突っ込みはありますが、実際に山に持ち込んだ感じでは、横方向も、縦方向もかなり剛性感が高いですね。(先週は空気圧、2.5以下だったから実はこれが原因なきがしてきた・・・)
この辺、実はフレームをみると理由が少しわかると思います。BFe、パイプが太い上に潰しが入りまくってるんです。この辺は現物みてもらうとわかるとおもうんだけどなー。

取り回し:
 安定感の項目とは真逆そのもので、取り回しはかなり良し。Bコースでも木の根やドロップオフを避けるために、急にラインを変えようとしても思ったとおりにラインを変えられる。かつ、中低速のコーナーで重心を低めにしてリーンインしたときのトレース感はかなり高い感じを受けました。あとは飛びは基本、得意なフレームかなー。

・・・とここまで書いたのですが、いかんせん14年ぶりの本格パノラマ。一緒にはしるしーさんはばかっぱやで付いて行けないし、マイペースに行って得られた感想はこんな感じでした。

で好きか嫌いか、と問われると、僕の乗り方にはマッチした、良いフレーム故、好きと言えると思います。僕のここ10年はBMXのトレイル、ストリート漬けだったので、「遊べる」マウンテンという観点では、かなりポイントが高いフレームじゃないでしょうか。

反面、安定感を求めるならあまりお勧めしません。ハードテールでダウンヒル!で、スピードも!というのであれば、ほかに良いフレームがあるかもしれません。。。がハードテールでダウンヒルをする酔狂な人はそこだけを求めるわけではないと思いますので・・・

僕のBFeのパーツ構成については追ってご紹介したいとおもいます。

で、今日の一枚。



Cotic BFe、揃い踏みです(笑)。まぁこんなレアなバイクが2台も!
と言うか、じつは写真上の青のBFe、私がCoticから購入して輸入したフレームなのです。

この青のBFe、私が輸入して某ショップさんに置いてもらっていたのです。風の噂で売れたとの事で、その後行方がわからなくなっていたのですが、今回、パノラマに行って、頂上について、ゴンドラを降りたところで、まさかの再会。いやー、こういう事ってあるんですね。

青の方のBFeとはパーツ構成は結構似通っているものの、大きな違いはフロントフォークにあります。私はRS REVELATION 青BFeはFOXのサス。ストロークは双方とも同一なのですが、乗り味が結構違う。青BFeは私の黒BFeと比べると、ハンドリングにクイックな感じがなく、クセは無い感じ。

サスのセッティングがだいぶ違う事も影響している可能性はあるのですが、もしかしたらクラウン形状の違いが乗り味の違いとなっているのかも。面白いですね。

FOXの方が安定感が増して、普通に乗りたい人には良いかもですね。

とりあえず一発目、こんな感じです。来週は本当に湘南の某トレイルに持ち込んで、なれたトレイルで遊んで見たいと思います。

PS:今回はフラットペダルで行ったけど、クリップレスの偉大さを感じました。いいね~。





5 件のコメント:

  1. 詳しいインプレッション、ありがとうございます!やっぱ乗れる人が書くとためになります。
    結構 Stanton Slackline 853 で受ける印象と似ているようです。柔らかいと思ったけど実は結構剛性感がある点とか、高速走行には向いてなさそうなところとか。
    Slackline 853は、ガセットが1つ(ヘッドチューブとダウンチューブとの接合部)、つぶしが2つ(チェーンステーBB付近)、ブレースが3つ(シートステー上部とチェーンステーBB付近・左ドロップエンド付近)です。細パイプですが、ブレースが多いのでしなりはそれほどでもないかもしれません(鈍感なのでよく分かりませんが)。

    BFe の揃い踏みは、何という偶然でしょうか。Slackline 853 の方が日本で走っている人が多いはずなんですが、偶然出会ったことはまだありません。

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    1. いやいや、ブランク10年ですから。↓のしーさんは、超絶エキスパートなんで、こっちのほうが的確です(笑)

      Slacklineとはスケルトンも似ていて、チューブが違う、リアがモノステイ(Cotic)って違いが乗り味の違いになっているかもですね。

      Slacklineもチューブにつぶし入っているんですね。Coticは実はトップチューブが扁平チューブになっている(横方向に全面潰し)んです。この辺、すこしフレームの構成の特集でもやってご紹介します。

      Coticのバイクは周りには3台居るようで…Stantonみたいに代理店が無いわけではないですからね(やる気は別ですが…)

      Stanton,相当きになってます。Tiのやつは楽しみですね!!

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    2. 私なんぞ歳食ってから始めたもんですから、初老近いのに乗り始めてからまだ数年です。いじくってばかりいないでもっと乗った方がいいですね...。
      BFe の「フレームの構成の特集」、面白そうですね!奇異対してます。

      Slackline 853 は基本的に丸パイプで、チェーンステーだけが扁平+部分的なつぶし入りです。似たようなジオメトリであっても、味付けが BFe とはかなり異なるみたいなので、おがわさんがおっしゃるように、だいぶ乗り味が変わってきそうですね。

      Slackline を買った人とは(たぶん)全員FBでつながっていて、そのうちお一人を除いて一緒に走ったことがあります。示し合わせてツアーに行くことは何度かありますが、山でばったり会うということがまだありませんねえ。

      Slackline Ti には期待してます。が、いまだいつになったら出るのかさっぱり分かりません...。なんか、地元にフリーランニングやってる高校生がいて、そいつらのビデオを作り終わったら発表するとか...。あんたフレームビルダーじゃなかったっけ?と相変わらずよく分からない Dan Stanton 君です。気長に待ちます。

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  2. 当日は乙でした!!
    あの後色々とメカトラがあってさー・・・(苦笑)
    ヘイズは止めてXTにしましたよ。

    黒コティック、堅いかぁ。。個人的には程好かったけど。
    漕ぎも軽いし。(ソウルは重モッサくて個人的には×だった)
    リアの突き上げ感は多分モノステーが効いていると思う。
    これはボントレガーでもTiFATでもそうだけどモノステーになるだけで
    凄くバックが突き上げる。
    ハンドリングの切れ込み感は激下りのクイックターンだとキツイね。
    ダラダラしたトレイルでは良い感じだと思う。

    もう少し涼しくなったらまた行こうゼ!!
    今度はフルに一日券で10本を目標にw!!!

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    1. FBでみたよ、散々だね。ってハードに乗り過ぎでしょ、ダンナ。ハードテールでフルサスについていくのはありえん(笑)

      ヘイズはおれもやめる予定で、SLXに変えるよ。

      固いと感じるのはさ、指摘の通り、リアの突き上げなんだよね。フレームの剛性感は以前のってたZaskerや、アルミのGiantに比べると全然。
      ずっとまともに乗ってなかったから、この辺はもう少し正確な感じをつかむのに時間がかかるかも(^^;

      Soul、なんだかいまいち評判だね。多分なんだけど、BFeの明らかに太いシートチューブが影響していると思うよ。

      ま、結論として、現状のBFeはいままでのってたマウンテンの中で一番操作しやすくて楽しいフレームであることは間違いないかも。
      FunBikeとして、値段の安さもさることながら本気で乗るにも期待に十分応えられる、良いバイクだと思うよー。

      マイペースに下るのは楽しめるので、次はぶっ続け10本行こう!(笑)

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