2012年7月15日日曜日

Tubeless/No Tubes システムへのタイヤの取り付けHowTo

そいえば、マウンテンにNoTubesシステムを導入しました。
いいねー軽くなる!ちなみにMavicのUST(ユーストみたい/笑)ではなく、StansのNoTubesです。
正直、USTはリムも限られるし、そもそも高い、選択も限られるということでメリットは感じられず、だったら汎用リム+専用のリムテープ+液体シーラントで対応したほうがいいのでは?と考えた次第です。

で、StansのNoTubesシステムを導入する場合(Ustもだけど)、結構ハードルが高い気がしませんか?マウンテンに復帰した際、Tubelessにする際にとてつもなくハードルを感じました。
特に自転車を組んだり整備は基本自分でやる私も、さすがにコンプレッサーでやれって・・・
#ちなみに我が家は自転車用の新旧特殊工具はわりと揃ってるうちです。

空気入れは「ビートをあげるため」コンプレッサーでいっきに空気を入れる必要がある。
インフレータやフロアポンプでは難しい。

いや、普通の家にないだろ、コンプレッサー(^^;

ということで、なかば諦めていたのですが、海外のWebサイトとかみてて、Notubesを確実に
取り付ける方法を見つけたので、実際にやってみました。
<<8/13 追信を追記しました>>



肝はやはり「ビートをあげる」なのですが、それをコンプレッサーをつかって他力本願であげるのか、はたまた手で一つ一つやっていくのか、それだけの違いです。

ということで、実際にやってみました。
バルブの取り付けや専用のフンドシの取り付け方法については割愛します。それはどこのサイトをみても同じかと思います。なので、ビートをあげるところからどうぞ。

ちなみにモデルのタイヤはMaxxisのMinion 2.35(フォールディングタイヤ仕様)です。USTやLUST対応ではありません。リムはSunのリムです。


  • ビートをあげるって?
車やバイクのホイールなら比較的わかりやすい「ビートをあげる」。自転車ではなかなか無かった表現ですが、非常に乱暴だけど、簡単な表現をすると「リムとタイヤを密着させる事」をいいます。
さらに単純に、実際のホイールで見て見ましょう。

写真1:ビートがあがっていない状態

 写真2:ビートがあがっている状態

StansのNoTubesシステムはフンドシが黄色のため、わかりやすいと思います。ビートがあがっていない場合、黄色いフンドシ(リムテープですね)が見えます。それが写真1の状態。
ビートがあがっていると写真2の状態(これは完璧にあがっている状態)になります。

Notubesシステムの場合タイヤを装着して、かつ写真2の状態にもって行けていると、タイヤを装着するのに失敗することが少ないです。

じゃぁ写真の2に持っていくためにはどうすればいいのか?が以降になります。

私が写真2に持っていくのに使ったのが、パンク修理用のタイヤレバーです。
NoTubesの場合、タイヤレバーは専用と言ってますが、このタイヤは普通のタイヤなので関係なし。ただし、常識として、金属製ではなく、プラスティックのタイヤレバーを使用しましょう。金属のをつかうと、リムに傷がつきます。そしてできれば薄いのがお勧めです。今回はつかっていませんが、個人的にはミシュランのタイヤレバーがお勧めです。

じゃ、実際にビートを上げていきます。

「ビートをあげる」ですが、タイヤを外す技術とNearly Equalです。タイヤレバーを装着済みのタイヤのビートとリムの間に突っ込んで、タイヤを外す際と同等に、外に引き出します。その際、当然ですが、タイヤを外してしまってはNG、あくまで「リムの内側に引き上げる」感じでビートをあげます。イメージとしては写真3でどうぞ。

写真3:タイヤレバーでビートを引き上げる


 これを片サイド、ホイール全周でやります。(もう一方のサイドもやりますが、NoTubesの液体を流し込む必要があるため、一部だけタイヤをはずす必要があります。)

実際にやっている感じをもう一枚どうぞ。

写真4:ビートを全周あげている(途中)

写真4は比較的わかり易いと思います。手前がビートがあがっていない。奥がビートがあがっている状態です。こんな要領でビートをあげます。

片方のビートをすべてあげた後、もう片方のビートもあげます。その際、先ほども書きましたが一部だけ、タイヤをリムから外してください。そこからNoTubes化するための液体を流し込みます。

写真5:液体流し込み中


で、液体を流し込み終わったあと、タイヤのビートをはめ、タイヤ全周を確認、確実にビートがあげられているようでしたら、もうほとんど成功したと同然です。また、私の経験では一部のみ、完全にビートがあがりきっていない状態になっていても、フロアポンプで空気を入れればあがる可能性が高いです。

どうですか?NoTubes。レッツトライ!
・・・でもBMXにやるのは流石に怖いな(笑)

<<追信>>
 その後、エア漏れが止まらないトラブルが発生。2〜3日でほとんどエアが抜ける始末。石鹸水を浸けてみるとビートとリムの間からジワジワ漏れていました。
 ということで、漏れている箇所のみ、再度ビートを落として、空気を入れ直すとエア漏れも治りました。もしビートから継続的にエアが漏れ続ける場合は、一度ビートを落とすことをお勧めします。
 あと、MAXXISのタイヤ、タイヤにある「MAXXIS」のロゴの所(プリントじゃないところ)からエア漏れが起きやすいようです。Stansだと1日くらいでエア漏れが治まりましたが注意かもですね。

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